東京から日帰り旅。壮観! 朝比奈切り通しを行く

東京から日帰り旅。壮観! 朝比奈切り通しを行く

東京に住んでいると、刺激的な日々を過ごせるもの。ですが、予定もなく、することもなく、お金もない(涙)休日となると、どこに行こうか迷ってしまうもの。

もちろん公園でぼーっとしたりするのも良いのですが、東京圏で一風変わった観光スポットを訪れてみませんか?

知る人ぞ知る、それはつまり多くの人が知らない場所。観光地を旅するとき、そんな場所を見つけるとゾクゾクしてしまいます。今回は東京から1時間。神奈川県の横浜市と鎌倉市境目にある切通し「朝夷奈切通し」を訪ねました。一人で。

それでは、「朝夷奈切通し」への行き方を紹介します。

すぐ知りたい!

横浜市側からは京急線金沢八景駅からバスで10分、朝比奈バス停下車、徒歩3分。鎌倉市側からはバスで16分、十二所神社下車。入り口まで徒歩5分。

切通しの所要時間はゆっくり歩いて1時間程度。ぬかるんだ場所が多いので、当日の天気だけでなく、前3日間くらいの天気をしっかり調べて備えましょう。

朝比奈側から向かう

金沢八景駅からバスに乗り、朝比奈停留所で下車します。

朝比奈停留所に停車するバスは下の3つ。
鎌24 鎌倉駅行
船08 大船駅行
金24 上郷ネオポリス行
このうちのどれかに乗りましょう!

以下のサイトから路線検索が出来ます(京急バス)

2018年10月14日現在、金沢八景駅は工事中。バス停の位置などが変わっている場合があります。私が訪れた時は、三井住友銀行前の以下にバス停がありました。

三井住友銀行 金沢八景支店付近

鎌倉市側はこちら

〒248-0001 神奈川県鎌倉市十二所(じゅうにそ) 県道204号線の付近

実際に朝夷奈切り通しを歩いていると、結構な数のランナーに出合いました。確かに都会からも近く、適度にアップダウンもあるのでトライルランに持ってこいかもしれません。都内から1時間。一人でも、ご友人とでも一緒にいける自然スポットをぜひ味わってみてください。

どんなところ?

神奈川古道50選にも選ばれている、神奈川県横浜市と鎌倉市を結ぶ道。

延応19年(1240)、鎌倉幕府の第三代執権・北条泰時によって鎌倉と金沢・六浦を結ぶ道として作られました。朝比奈三郎義秀が一夜にして切り開いた伝説が残って降り、その名にちなんで「朝夷奈切り通し」と呼ばれているそうです。

実際に訪ねてみると、左右むき出しになった岩肌やくっきりと見える地層が特徴的で、到底人間が切り開いた道とは思えないほど。ほぼ全ての道で人がすれ違えるほどの幅もあり、当時の技術力の高さを感じることができます。

横浜市側から入ると、まず目に入るのが道祖神。旅の無事を願ってくれています。

次に、落石注意の看板。ところどころに大きな岩が転がっています。説得力があり、思わず足がすくみます。一方、足元も土嚢で整備されているため、足をくじかないようにくれぐれも注意が必要です。頭上には「横浜横須賀道路」も走ります。改めて思うのですが、道路を作る人……すごい。

その後、いくつもの落石注意の看板を横目に進んでいくと(雑)、道が二手に分かれます。直進すると鎌倉市、左にいくと熊野神社です。

幕府の鬼門の方角(北東)に位置するこの場所に、頼朝が、熊野三社明神を勧請(かんじょう)したのが始まり。訪れる人も少なく、とても静かな雰囲気の神社です。

All about 「鎌倉らしい景観「切通し」を歩く、朝比奈ハイキング」森川孝郎
2018年11月3日アクセス

鎌倉市側に入ると(あ、横浜市と旧字体で書かれている)、横浜側からみるとつい見逃してしまう「磨崖仏(まがいぶつ)」。大切り通しの岩肌に掘られています。周囲には誰もいなかったので、こっそりと両手を合わせました。

鎌倉市側の方が、両脇の岩が高く、道が広く、雨が降ると自然の小川がそこかしこにできており、写真撮影をするとキリがないほど。ただ、粘土質なのかぬかるみがひどいので、本当に靴選びは重要です。

鎌倉市側入り口の脇には「三郎の滝」「太刀洗水」があります。どうやらこの道を切り開いた「朝比奈三郎義秀」に由来するそう。あ、ってことはこっち側が入り口なのですね……。

それもそのはず、鎌倉幕府によって開かれた道だということを忘れていました。山に囲まれた鎌倉、とはいえ人や物資の往来は必要なはず。そういった必要から山道を切り開いて道が出来ていったのですね。

そんな鎌倉には、全部で7つの切り通しがあるそうです。これを気に各地訪れてみるのも面白いかも……?